
「どんな足にもフィット」を追求した、かかとのない筒状スタイル
つつしたの名前の由来でもある、かかとのない筒状の形。この独自のデザインは、かかとの立体縫製をなくすことで生まれました。
創業当初は一般的なかかとのある靴下を作っていましたが、「足のサイズが合わず、かかとが余る」「ぴったりフィットしない」といったお悩みの声を多くいただきました。そこで、「いっそ、かかとをなくしてみたら?」という発想から試作を開始。
試行錯誤の末、伸縮性の高い上質な糸を使い、特別な編み方を施すことで、どんな足にも心地よくフィットする筒状の靴下が誕生しました。サイズの悩みを解決し、快適な履き心地を追求した、つつしたのこだわりをぜひお試しください。

伸縮糸がポイント。糸へのこだわり
つつしたは、一般的な靴下に使われる履き口のゴム糸を使用していません。その代わり、靴下全体に適度な強度を持つ 伸縮糸(フィラメントツインヤーン) を採用。この絶妙な強度が、不快な締め付け感とは異なる、やさしく心地よいフィット感を生み出します。
しかし、この糸は扱いが難しく、編み機の針に引っかかりにくいため、糸が途中で抜けてしまうこともしばしば。そのたびに機械を止め、手作業で修正する必要があり、生産性だけを考えれば決して効率的とは言えません。だからこそ、多くの靴下メーカーは より扱いやすく、ゴム糸を併用する方法 を選びます。
ですが、履き口のゴム糸は 締め付け感が強く、肌が敏感な方やむくみに悩む方にとって負担 になることも。だからこそ、私たちはあえてこの伸縮糸にこだわり、試行錯誤を重ねながら 「やさしく、ずり落ちにくい靴下」 を作り続けています。生産効率よりも、履く人の心地よさを大切に──。それが、つつしたのものづくりの信念です。

肌に優しい編み方。「つつした編み」
一般的な靴下の多くは、表(表糸)に天然繊維、裏側(裏糸)に化学繊維がくる製法で編まれています。裏糸にはナイロンやポリウレタンなど、化学繊維を使う方がフィット感を出しやすいからです。そのため品質表示は「綿100%」でも、実際には綿は表糸だけで、肌にふれる裏糸は化学繊維という場合が多いです。
「つつした」の編み方はこの真逆。肌に触れる裏糸には、肌にやさしい天然素材のエジプト糸を使用し、伸縮性や耐久性が必要な表糸には、伸縮性の高いフィラメントインヤーンを使用しています。その結果、ふんわり優しい肌触りを保ちながら、どんなサイズでもジャストフィットする、かかとのないまっすぐな形が出来上がるのです。
糸×編み方。この2つのこだわりは「つつした」の要です。
